仕事をするうえで必要なのはリーダーの存在です。
でもリーダーの定義や必要なスキルを理解していますか。
世の中には間違った指導をするリーダーもいます。
今回はリーダーとはなんなのか。
リーダーに求められるスキルはなになのかを掘り下げていきます。
リーダーに必要なものとは? リーダーに求められる7つのスキル
リーダーとは
リーダーとはチームの代表です。
複数人のメンバーをまとめあげ、一つの目標に全員を導くのが仕事です。
ですからプレイヤーとは違ったスキルが必要です。
プレイヤーとして優秀だったからといって必ずしも優れたリーダーになれるとは限りません。
リーダーにはプレイヤーとは違うスキルが求められます。
以下ではリーダーに必要なスキルをご紹介します!
①「甘く」ではなく丁寧に教える
部下を指導するのは難しいですよね。
最近では少し怒ればパワハラだといわれる時代です。
日本能率協会が出した新入社員に聞いた「理想の上司ランキング」では叱ってくれる上司は10位でした。
叱ってくれる上司は以前は5位、その前は4位でした。
この結果は今の時代は、叱る指導では部下たちはついてこないということを表しています。
それでも注意しないわけにもいかないし、どうやって指導したらいいのかわからなくなりますよね。
厳しいのがダメなら褒めるだけで褒めて甘く育てるのがいいのでしょうか。
でも必要なのは「甘さ」ではなく「丁寧に教える」ということです
たとえば何か業務を指導するときはただ頼むのではなく
・なぜやるのか
・具体的にどうするのか
・手順はどうか
・指示を聞いてどう思ったか
・不安・不明はないか
・わからない時はいつでも質問できる場を作る
このくらいの丁寧さがリーダーには必要なスキルです。
部下も厳しくしてほしいわけでもないし、甘くしてほしいわけでもありません。
「わからないことは丁寧に教えてほしい」ということです。
だからリーダーには「丁寧におしえる」というスキルが必要です!
②「任す」と「ほったらかし」の違いを知る
「君に任すよ」というセリフをいうリーダーもいるでしょう。
とらえ方次第では「頼りにされてる」とも取れますが「ほったらかしにされてる」ともとらえることができます。
よく上司やリーダーが部下から言われるのは、「一度自分たちの仕事をやってみてください」でしょう。
ちゃんと「任す」ではなく「ほったらかし」にしてしまった場合におきてしまいます。
では「任す」と「ほったらかし」の違いはなんなのか。
それは次の二つの違いで判断できます。
「任す」と「ほったらかし」の違い①
任す・・・部下がしていることを細かく答えられる
ほったらかし・・・部下がしていることを細かく答えられない
「任す」と「ほったらかし」の違い②
任す・・・部下がしている仕事の不安や不満などを「経験」で答えれる
ほったらかし・・・部下がしている仕事の不安や不満などを「憶測」でしか答えられない
簡単にいうとリーダーは部下が何をしているか把握しておく必要があり、任せた仕事を自分も経験したことがある・できるというのが大切ということです。
以上のように「任す」と「ほったらかし」の違いを知ることも、リーダーに必要なスキルです。
③「伸びしろ」に期待して部下を育てる
「あいつは使えない」
「あいつはだめだ」
すぐに部下をそうやって判断していませんか?
たしかに新入社員がたくさんいてその中で器用に仕事をこなす人とそうでない人は出てくるでしょう。
仕事を任すなら最初から器用に仕事をこなす人に任すでしょう。
でもそれではだめです。
もし最初は器用に仕事をこなさない人でも、今後化けるかもしれません。
そこでリーダーに必要なスキルが「ノビシロに期待する」ということです。
初めから切り捨てるのではなく「ノビシロ」に期待して部下を育てましょう。
もちろん全員が化けるというわけではないです。
時には裏切られたりすることもあるでしょう。
でも裏切られてもいい、信じた自分を誇りに思うくらいの気持ちで部下の「ノビシロ」に期待しましょう。
「部下のノビシロに期待する」ということもリーダーに必要なスキルです。
④否定せずまずは受け止める
人の価値観は多種多様です。
たとえばとある営業の会社があるとします。
営業の仕事をしているからといって全員がトップセールスになりたいわけではありません。
お客さんに喜んでもらいたい・商品が好き等の色々な考えがあります。
リーダーからすればなんでトップセールスマン目指さないの?と思うかもしれません。
しかしそこで相手の価値観を否定してはダメです。
もちろん全員の価値観を理解しろとはいいません。
ただ「否定」せず「受け入れろ」ということです。
まずは否定せずに受け入れることもリーダーに求められる必要なスキルです。
⑤経験じゃなくセオリーで判断する
どんな仕事をしていても壁にぶち当たることは必ずあります。
そんなときにリーダーに求められるスキルは「経験じゃなくセオリーで判断する」ということです。
とある格言に
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というものがあります。
多くのリーダーは壁にあたった場合に自分の「経験」で物事を判断してしまいがちです。
もちろんそれで成功できることもありますが、基本は「セオリー」で判断するのが吉です。
セオリーというのは長い歴史の中で成功者が作ってきたやり方です。
星野リゾートの社長の星野佳路社長は壁にあたった時に、さまざまなビジネス理論から判断するようにしています。
ビジネス理論は先人たちが収めてきた成功パターンです。
リーダーならビジネス理論から読み取れる「セオリー」から物事を判断するスキルが必要になります。
⑥わからない事こそやってみる
わからないことって挑戦するのにすごく勇気が必要ですよね。
わからないことほど考え込んでしまってなかなか行動に移せません。
たしかに計画を立てたりするするのは大切なことです。
でもわからないことほどまずは行動に移してみましょう!
まずやってみる→改善点を知る→またやってみる
このサイクルが大切です。
そしてここで大切なのは「リスクのない範囲でやる」ということです。
試しにやるのにリスクがあったら行動に移せませんよね。
わからないことをするならまずはリスクのない範囲でやりましょう。
以上のことから「わからないことはやってみる」ということもリーダーに求められるスキルです。
⑦「やること」ではなく「やめること」を決める
多くの人は何か変えたいと思ったときに「〇〇をやる」ってきめますよね。
もちろんやることを決めることは大事ですが「やらないことを決める」というのもすごく大切です。
スティーブ・ジョブズも
「なにをしないのか決めるのは、なにをするのか決めるのと同じくらい大事だ」と言っています。
無駄にやることを増やすのではなく、やらないことを決めて無駄を減らすということです。
無駄にやることばかり増やしては部下も不満に思います。
なのでリーダーはやめることを決め、無駄を減らすスキルが必要になります。
リーダーに必要なものとは? リーダーに求められる7つのスキル まとめ
人の上に立つ「リーダー」には様々なスキルが必要になってきます。
しっかりとしたスキルがあれば部下もついてきてくれます。
リーダーになると大変なことはたくさん増えるでしょう。
そんなときに助けてくれるのはスキルや部下の存在です。
部下から信頼されるためにリーダーに必要なスキルを身に付けましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます!